02-05 セッション管理。作業の中断・再開を ProjSight で管理する体験。
作業の中断・再開を ProjSight で管理する体験をする演習です。
所要時間: 約 30 分
前提: /learn-ce-analyze(02-01)完了済み
スキル対応: Context Engineering(情報環境の設計)
「長時間のタスクや複数セッションにまたがる作業では、
中間地点で状態を記録することが重要です。
これも Context Engineering — AI に渡す情報環境を設計するスキル — の実践です。
未来の自分(または別のAIセッション)にコンテキストを渡す技術を体験しましょう。
AI セッションは毎回『記憶喪失』から始まります。
前回の作業状態を AI に伝えるのは、あなたの notes です。」
スキル側で list_deliverables(projectId) を呼び出し、成果物一覧を表示する。
「まず、練習タスクを紐づける成果物を選びましょう。
以下が現在の成果物一覧です:」
成果物一覧を表示した後、受講者にタスクを作成してもらう。
「では、練習タスクを作成します。
タイトルを決めてください(例:『セッション管理の練習 — 設計メモ作成』)。」
受講者が title を決めたら、以下のテンプレートで description を提示する:
## 背景
セッション管理(中断・再開)の練習タスク。
## 対応内容
- learn-workspace/ に設計メモファイルを作成する
- ファイルに設計方針を3つ以上記述する
## 完了条件
- [ ] learn-workspace/session-practice.md が作成されている
- [ ] 設計方針が3つ以上記述されている
upsert_task(title, description, deliverableId) でタスクを作成start_work(taskId) で開始注意:
start_workは同一タスクに対して 1回のみ 実行可能です。再開時はstart_workを再度呼ぶのではなく、description/notes を確認して直接作業を再開します。この点は Step 4 で実際に体験します。
「では、タスクの対応内容に沿って作業を始めましょう。
learn-workspace/session-practice.md を作成し、設計方針を書き始めてください。」
受講者に learn-workspace/session-practice.md を作成してもらい、設計方針を 2つだけ 書いてもらう(完了条件は3つ以上なので、意図的に途中で止める)。
「2つ書けたところで、ここで中断します。
実際の開発でも、MTGや退勤で作業を途中で止めることはよくありますね。
今から upsert_task(notes, progressPct) で中断時の状態を記録してください。」
notes に含めるべき情報:
| 項目 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| 完了した作業 | 何をやり終えたか | 「session-practice.md を作成し、設計方針を2つ記述済み」 |
| 次にやるべきこと | 再開時の最初のアクション | 「3つ目の設計方針を追記して完了条件を満たす」 |
| 未解決の問題 | ブロッカーや判断待ち | 「3つ目の方針候補が2案あり、どちらにするか未決定」 |
| progressPct | 進捗率 | 60 |
可視範囲: notes はプロジェクトメンバー全員が閲覧可能です。PO はダッシュボードで progressPct を確認できます。機密情報は書かないよう注意しましょう。
受講者に notes を書いてもらう。
「では、新しいセッションが始まったと想像してください。
まず notes を見ずに、このタスクについて以下を答えてみてください:
- 何をやっていたか?
- どこまで終わったか?
- 次に何をすべきか?
- 未解決の問題は?」
受講者の回答を待つ。
「では、記録した notes を確認しましょう。」
list_tasks で対象タスクを見つけ、notes を表示する。
「notes と照らし合わせてみてください。
思い出せなかった情報や、曖昧だった部分はありましたか?
今回は数分前の作業なので記憶が残っていますが、
実際の開発では数日〜数週間空くこともあります。
そのとき頼れるのは notes だけです。」
再開時の手順を実践する:
「notes があれば、すぐに作業を再開できますね。
では残りの作業を完了させましょう。」
「セッション間の引継ぎは、チームメンバーへの引継ぎと同じ構造です。
ポイント:
- notes は『未来の自分への手紙』
- progressPct で進捗を可視化(PO がダッシュボードで確認できる)
- AI への Context Engineering は、人間へのコミュニケーションスキルでもある
これで Context Engineering セクション(02)は完了です!
02-01 で CLAUDE.md の構造を読み解き、02-02 で自分の CLAUDE.md を設計し、
02-03 で設計ドキュメントを書き、02-04 で変更に追従し、
02-05 でセッションをまたぐ情報設計を体験しました。
すべてに共通するのは『AI が正しく動ける情報環境を、人間が設計する』という考え方です。
次は 03 Intent Engineering — 『何を望むべきか』をエンコードする力を学びます。」
受講者のタスクを complete_work(taskId) で完了にする。
complete_work(taskId) でタスクを完了にする/learn で進捗を更新する